history and people
県内外問わず人気の高い沖縄のやちむん。やちむんとは沖縄の方言で「焼物」を表します。
やちむんを代表する壺屋焼は、素朴ながらもしっかりとした色味で日常的に使うことができ、使い込むほど味わいが出てくる器です。
小橋川家は、沖縄のやちむんを330年あまり那覇市壺屋で窯場として先祖代々続く壺屋焼の窯元です。
1682年 | 知花、湧田、宝口の三窯場を壺屋に統合 |
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1974年 | 東窯廃窯 |
1975年 | 壺屋陶器事業協同組合設立 |
1976年 | 「壺屋焼」通産大臣より伝統的工芸品に指定 |
2005年 | 那覇市で初めて特例許可を得て壺屋に陶器工房を開窯 |
先祖代々受け継いでいる家系の窯元で、直系からすると4代目です。
父清正が創り出した『赤絵魚紋』を守りながら、自身が試行錯誤のうえ生み出した『希望の光』を中心に多数のシリーズを展開しております。
1969年 | 壺屋に生まれる。 |
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1987年 | 父(清正)に師事する。 |
2000年 | 2000年九州沖縄サミット首里城夕食会にて制作した位置皿(練り込み皿)が使用される。 |
2002年 | 経済産業大臣指定の日本伝統工芸士の認定を受ける。 |
2005年 |
世界遺産『識名宮』での日本国際文化交流推進協会鑑水会 茶会の要請で東大寺蔵の重要文化財『油壺』を同寺真言院 上野道善氏のご指導のもと写す。 |
2006年 |
本願聖武天皇千五百年遠忌大法会慶讃第二十五回華厳茶会 (裏千家鵬雲斎千玄宗大宗匠献茶勤仕) 東大寺席ニ東大寺古瓦銘々皿千枚ヲ供養奉納ス 文責 東大寺顧問 松田基(寛基) |
2012年 |
沖縄県工芸公募展奨励賞受賞 『伝統的工芸品産業功労者沖縄県総合事務局長表彰』の奨励賞受賞 |
九州沖縄サミットの位置皿
日本伝統工芸士認定
東大寺に寄贈された油壺
清正陶器・壺屋窯は、陶主・小橋川卓史と妻の伊津子の夫婦二人で、壺屋焼の作品作りとお店の営業をしています。
私たちは、これまで研究し積み重ねてできた作風と使い手の暮らしに寄り添った革新的な作風で、皆様にもっと壺屋焼の魅力を感じていただけるよう日々励んでおります。
清正陶器・壺屋窯にしかない作品たちとともに、皆様のお越しを心よりお待ちしております。